エベレスト食肉センター日誌

ゲーム制作その他について書きます。

ゲーム制作③終わった

3記事めで「終わって」しまった

ゲーム制作、完!

ありがとうございました!

爆爆赤青の次回作にご期待ください!

ちなみにサークル名は【ばきばきれっどぶる】と読みます

 

……はい、終わりました。

まだテストプレイなどを残してはいますが、一旦終わってしまいました……。

※もうリリースも終わっていますが書いている時はテストプレイを残してる時でした。なんとなくそのままにしておきます。

 

何かもう少し……色々語るつもりでブログにナンバリングをしていたのでビックリしました。ちなみに今回の記事も特に語ることがないです。

逆に言えば「ティラノビルダー」を使用すれば、これくらいのテンションでゲームが作れるということで、ツールがあることのありがたみを実感しています。

 

まとめ

やったことを、まとめます。

 

イラストレーターと友達になる(偶然)

②Live2Dや背景などを作ってもらう

③音が作れる人と友達になる(偶然)

④テーマ曲などを作ってもらう

⑤シナリオを書く

⑥実装

 

こう見ると友達ってありがたいものですね。

実装部分では「謎」にぶちあたってキレたりもしましたが、よく確認していけば色々と大丈夫でした。

 

……はい、終わってしまってびっくりしました。

もう少し書きたかったんだけど……。

 

作っていて楽しかったことは結構沢山あって、でもわざわざ文章に書くでもないなと思ううちに忘れてしまった。

 

一旦振り返ろう

ゲームを作ろうという話になったのは、徹夜明けの朝10時頃に暑い中わざわざ神奈川県の国道を歩いていたときで、その時は全然別の所謂「大ボリュームで!」のゲームを構想していて今思えば全然ダメだったが、楽しかった。一旦大ボリュームの話をするのも意味あるんだろうね。

実際にプロット組んでシナリオも3割くらい書いたところで「大ボリュームで!」のゲームはやめた。荻野が「完成のビジョンがなさすぎる」って言い始めたのがきっかけで、でもなんかそれに怒るでもなく僕もそんな気がしたからすぐ投げた、笑

 

食糧天使を作ろうという話になったのは、下北沢でラーメンを食ったあと暇を持て余し、なんとなく「尖りたい……クリエイターとして尖りたいよね……尖ったもんって多分全部ビレバンにある」という妄想に取り憑かれてわざわざビレッジバンガード本店に行き、結局何も買わずに出たあとのことだった。僕は陰気なので下北沢の店に入ったことが殆どないにもかかわらず、下北沢をただ散歩するのが好きだったため【外観】のお気に入りを紹介して歩き、荻野に「エベは入ったこともない店をたくさん紹介してくれる」と言われ、自分の生き方を考えた……。

 

そんなわけで、歩きながら「なんか肉屋ってずっと好き」とか「結局成人の男性と小さな女の子のコンビって好き」とか荻野に言われて、はーじゃあこんな話どう?って喋ってたら話がほぼ完成し、じゃあこれでゲーム作ろう!!って盛り上がって自販機でコーヒー買ったらもう一本当たった(本件について、いつか雑誌のインタビューとかが来たら「福音の鐘が鳴ったーー」的なことを荻野は言おうとしているらしい)。

その後、もうプロットとキャラデザ固めちゃおうと思って入りかけた漫画喫茶が高かったので素知らぬ顔してラブホテルに入り、顔を突合せて、狭いテーブルで制作をして、僕は自分の脳内にしかない話が良すぎて泣きましたとさ。

 

そこからは(キャラデザもプロットもその場でかたまったので)作るだけで、多い時は何時間も通話を繋ぎっぱなしにしてゲームを作ったりした。話した会話は……ゲームの話もしたけど、結局は「僕が最近考えてること」とかをよく話してて、荻野は「1周まわってスピリチュアルの本を読んだ」という話をしてた気がする。読むな。

 

そんなわけでゲームができた

できた。

前のブログでも書いた気がするけど、今作はとにかく「無理しない」を頭に置いていたこともあり、基本的にはつつがなく完成できたと思う。

まさかiPhoneで動かないとは思わなかったけどね

 

テーマ曲はたまごやきちゃん(VTuber)が書いてくれた……間に合わなかったら書かなくていいよ無理しないでねと言ったらマジで2日とかであげてきたので彼女のパッションも凄い。

楽曲のことはもう少しわかりやすい体裁でおいおい語りたいなと思っています。

 

楽しかった。

とても楽しい3ヶ月だった。

初夏、5月から作り始めて、季節が巡って夏になっていた。リンとリゥリゥのことは……僕が語らないで誰が語るんだと思うけど、基本スタンスとして【世に出したらもう僕のものじゃない】と思っているので、語るとしたら新しい彼らの話かもしれないな。

 

それでも……少しだけ語るとすれば、

リンは優しいし、(2次元になった結果として)顔もかっこいいけど、普通の人よりもいろんな部分で不器用な人間です。むしろリンの優しさは本物の優しさじゃなくて、孤独が作った臆病さの結果なのかもしれないよね。

リンが現実の世界にいたら誰にも選ばれず、誰にも褒められず、ただ生きているような人間だと思う。現代社会はキラキラしたもので溢れていて……見目麗しい人間や話の上手い人間、なにかに秀でた人だけが注目されて、そうでない人たちはその光の影にかくれてしまい、まるで存在しないかのようになっている時がある。何万人の注目を集める人がいる一方で、誰にも見つけてもらえない人がいる。

あなたもぜひ周りを見回して見てほしい、リンみたいな人がいるんじゃないかな。仮にあなた自身がリンのような人間だったとしても、見回したら絶対リンみたいな人がいて……見つけ合うことができたら……それがあなたたちだけのTRUE ENDに繋がるんじゃない?

そんな感じ。少なくとも僕はそう思ってる。

 

今回はこれで終わり。

ゲームダンジョンの感想はぜひともまとめたいので、また別に書こうかなと思います。